住宅を新築する時の地震対策
戸建住宅の地震対策には主に3つの工法がありますが、予算が許すなら免震工法をオススメします。(2014年11月現在)
地震対策の簡単な工法比較
| 比較項目 | 耐震工法 | 制震工法 | 免震工法 |
|---|---|---|---|
| 対策コスト | ○ | △ | × |
| 地震発生時の揺れ | × | △ | ○ |
| 室内の損傷度合い | × | △ | ○ |
| 地震直後の補修費等 | × | △ | ○ |
構造の特徴
耐震構造
建物全体で揺れを受け止める構造で耐震構造とはその名の通り、震動に耐える、揺れても壊れない家づくりです。
十分な強度の基礎を用い、軸組工法では筋交いにより補強し柱や梁を頑丈にします。
但し、構造自体を強固にすることで建物の倒壊を防いでいるため、強い地震に襲われた場合には建物全体が大きく揺れてしまい、家具などの転倒が予想されます。
免震に比べ、地盤も選ばず低コストな耐震構造は、もっとも導入しやすい地震対策の家づくりと言えます。
制震構造
建物の一部で揺れを吸収する構造で一般的に耐震と免震の中間に位置づけられる制震構造は、十分な耐震構造を持たせたうえで、建物の要所要所に制震金具を入れ、震動を吸収し、分散させる構造です。
もちろん耐震構造よりも揺れは感じず、家具も転倒しにくくなります。
その上、免震構造に比べ安価であり、既存住宅でも施工可能で地盤にも制約されません。
両者の良いとこ取りをしたバランスと手頃さで注目を集める一方、新工法であるために実績が乏しいという問題も抱えています。
免震構造
揺れを建物に伝えない構造で地震の揺れを建物全体で受け止めるのではなく、建物と基礎の間に積層ゴムや鋼球などを置き、地震の揺れを建物全体に伝えないようにしたのが免震構造です。
地盤と建物を切り離した構造を持ち、地震エネルギーを吸収、地震が発生しても揺れは大きく軽減されるため、建物や家具、建物内の人も守ることが可能です。
しかし、施工の精度が不十分だとかえってトラブルを引き起こしたり、積層ゴムの交換などのメンテナンスについての技術精度やコスト面での問題が生じてきます。
また、既存住宅では施工ができなかったり、地盤を選ぶといったデメリットもあわせ持っています。

